国道5号余市札幌間 塩谷・笠岩トンネル旧道 その4

前回

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 現道・塩谷トンネル

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随分とにぎやかな現道トンネル前。

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順に、①「すべりやすい」標識、②トンネル情報板、③「トンネル内カーブあり」の電光掲示板、④「駐車禁止」「ここまで」標識、⑤「最高速度」標識(50km/h)、⑥「トンネル内歩行者自転車注意」の看板、⑦「追突危険」の看板、⑧「スリップ注意 路面凍結」の看板、⑨「トンネル内カーブ有り」の看板、⑩トンネル内の非常電話・消火設備の案内、⑪「高さ制限」標識(4.3m)+通行注意、⑫「延長541m」、⑬信号、⑭「塩谷隧道」の扁額。

こんな量を運転中にすべて理解できるだろうか。実際に重要なのは、トンネル内カーブ有りと50km/h制限くらいだろうが。

 

さて、トンネルというのはふつう、真っ直ぐ掘るものである。通常であればそれが一番安上がりだからだ。つまり、トンネル内にカーブがあるというのはイレギュラーである。さらに、最近の高規格道路ならまだしも、この塩谷トンネルは昭和41年の完成。このようなトンネルのカーブには、何か事情があるのである。

 

右に見える奥の黒い部分が本来のトンネル内面であろう。他は後年の補修か。おかげで歩道は狭い。今回初めてトンネル内で他の自転車とすれ違ったが、双方降りて自転車を後ろから押してもギリギリだった。

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さて、肝心のカーブ。

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この少し手前には、天井からぶら下がった電光掲示板もカーブを案内している。結構きついカーブになっている。

カーブ外側には、このように窓のようなものが9つ並んでいる。

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1つを覗いてみると、

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外の光が差し込んでいるのがわかる。つまり、このカーブの部分はトンネルではない。どういうことかは次回に。

 

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塩谷トンネル出口。ゆるい右カーブですぐに次の笠岩トンネルに続くが、車で通るとトンネル出口であることも相まって危険な箇所。赤矢印の方向に広場がある。

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塩谷トンネル余市側坑口。こちらにも標識はあるが、小樽側ほどではない。

そして、広場に入ると、

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新旧トンネルが並んで見える。

 

続く

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