手稲山 旧道 その3
前回
3. 撃たれるかも
右上のでかい看板は対岸からも一応見えていた。多分赤いのも青いのもどちらも転職情報サイト「DODA」。古そうだが、旧橋を向いてることから1970年代からずっとあるのだろうか。
奥にも小さい白看板が見える。拡大すると
「鹿駆除実施中
許可なく立ち入りを禁ず
加森観光株式会社テイネ事務部」
運が悪いことに今日は鹿の毛色みたいな防寒着を着ている。まあ撃たれたら残念ってことで。
ちなみに加森観光とは、テイネGCのほかルスツリゾートや伊豆周辺の観光施設を所有するグループ。札幌市内の北4西4あたりにもビルがあるが、相当古いらしい。読売新聞と三井パークに挟まれて肩身が狭そう。
山に戻って藪に突撃する。
第一印象とは違い、意外にもしっかりとした通路があった。これはマジで鹿駆除やってんだろうな。さすがに自転車同伴なので人間だと見抜いてほしい。
しかし、右の写真のように、刈り払われた部分の一部(写真では右側)は、水の流れで削られている。洗堀というやつで、山中の未舗装道路がダメになる原因の一つだ。まあいまさらここに車が通ることはないだろうから、関係ないと言えばそうだろうが。
ちなみに、もう一回地図を見ればわかるが、現道は勾配緩和のためだいぶ迂回しているので、これを歩いて戻ってチャリ回収するのは無駄な労力だ。なので、廃道区間ではあるがチャリごと突っ込んでる。
航空写真からわかってはいたが、5,60mも行かないうちに刈り払いが広くなって、前方に明るい区間が見え出した。あそこまで行けば撃たれる心配はないだろうが、別の問題にぶち当たる。
続く